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【アクリル板に水性ペンが適さない理由】
"ホワイトボードのように水性ペンで自由に書いて消せるものを自作する場合、アクリル板が価格が安いと使用する人が多いのですが、実際にはアクリル板に書こうとすると文字が弾かれて綺麗に書けない場合が多いのです。その理由はホワイトボードに使用されている材質と、アクリル板では表面の材質が異なるからです。
アクリル板は文字通りアクリル素材でできており、表面が水をはじく性質があります。一方、ホワイトボードマーカーは一般的に水性で簡単に消せる性質を持っているため、表面が滑らかなアクリル板には適さないのです。
水性ペンを用いて綺麗に文字が書け簡単に消せる材質としては、硬質塩ビ板が最適と言われています。硬質塩ビ板はアクリル板に比べ水性ペンの乗りが良い上、表面が非常に硬い為擦り傷がつきにくく、上手に使えるのです。
但し水性ペンにもさまざまな種類が有り、アクリル板に使用しても綺麗に書けるものが有りますが、その場合には薬品の効果が高い為アクリル板の表面を腐食させてしまうことが有ります。すなわち、消し残りが起きやすいということになり、違った意味で使いにくい物となってしまう可能性が有るのです。
一般的にホワイトボードはどのような水性ペンでも書けるように、表面に塩ビのコーティングをしている物が多いものです。その為、水性ペンで物を書く場合には、アクリル板よりも硬質塩ビ板を使用する方が確実です。また、どうしてもアクリル板に文字を書きたい場合には油性ペンを使用する方が美しく書くことができます。但し、油性ペンで書いた場合には消すことが出来ないので注意が必要です。"