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【ポリカーボネートにはどのようなデメリットがあるのか】
"ポリカーボネートは、抜群に衝撃に強く、伸縮性もあり、加工もしやすいことから、工業製品から日用品、軍事目的にまで、素材としては幅広く使用されています。また透明性が高く、対候性に優れていることから、ガラスに代わる建築材料としても重宝されています。ガラスよりも軽量で、作業時に扱いやすいという点も、広い場面で利用されるポイントといえるでしょう。
このように優れた素材であるポリカーボネートですが、デメリットもいくつかあります。
例えば耐薬品性はあまり高くありません。一般に使用されている建築材用洗剤を使うと、腐食し、割れの原因になります。メンテナンスの際には、専用の洗剤を使用する必要があります。
また溶剤接着した場合に引っ張り強度が低下するのも、デメリットといえるでしょう。この場合、一定強度を超える力を加えると、透明度が低下してしまいます。
他のデメリットとしては、表面が柔らかいため、傷つきやすいことが挙げられます。傷ついた場合の対処法はなく、交換するか、傷がつかないよう予めコーティングをしておくことなどが求められます。
紫外線により黄ばみやすく、透明度が下がることも、デメリットです。
しかしこれらのデメリットを抱えて尚、ポリカーボネートの耐衝撃性、耐熱性、透明性は魅力的です。しかも加工が容易であるため、ポリカーボネート製品にはデザイン性が高いものが数多くあります。
したがってポリカーボネートは、今後も優れた素材として多方面で利用されていくことになるでしょう。"