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【ポリカーボネートと毒性のある化学物質について】
"ポリカーボネートには、ビスフェノールAと呼ばれる化学物質が使われています。
このビスフェノールAには、毒性があるのではないかと安全性を問う声が挙がっています。
実際のところ、確かにポリカーボネートにはビスフェノールAが含まれています。
しかし、その量はとても微量で、ポリカーボネートから1日の許容量を越えるようなビスフェノールAを摂取するという事はまずありません。
その為、毒性が報告されているからといって、ポリカーボネートを使った製品を避ける必要性はなく、安全性には問題はないと言えるでしょう。

また、人間の体には毒性が報告されているビスフェノールAを、体外へと排出する機能があります。
毒性のあるビスフェノールAを体内に取り込んだとしても、短時間で体外へと排出される事から、体内に蓄積するのでは？といった心配は不要です。
しかも、ポリカーボネートを触った程度では、ビスフェノールAが体内に入る事はありません。
ポリカーボネートからビスフェノールAが溶け出すのは、熱湯を注ぐなどかなり高温の状態です。
その為、人間の体温程度の温度では、まず溶け出す事はないでしょう。
もし、熱湯を注ぐようなポリカーボネート製の食器を使用する場合でも、柔らかなスポンジと中性洗剤を使って洗っておけば、衛生面では問題はありません。
ただし、タワシで擦るなどすると傷ができ、ビスフェノールAが溶け出しやすくなる可能性があるので、毒性を気にするのであれば、乱暴に扱う事は控えましょう。"