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【薬品の影響を受けやすいポリカーボネート】
"ポリカーボネートは、薬品の影響を受けやすい事でも知られています。
その為、どのような薬品によって影響を受けるのか？という事を、事前に把握した上で、ポリカーボネートを使用する事をオススメします。
まず、黄色や白といった変色を起こす薬品として挙げられるのが、過酸化水素、塩素、硝酸、トルエン、エチレンクロライド、メチレンクロライドといったものです。
続いて、ひび割れのようなポリカーボネートの劣化を引き起こす薬品としては、クロロホルム、ホルマリン、アンモニア、石灰、ガソリン、シンナー類、アセトン、ベンゼンといったものが挙げられます。
このように、ポリカーボネートは薬品の影響を非常に受けやすい為、有機溶剤、オイル、農薬などを使用する際には、影響が出ないかどうか事前に確認する事をオススメします。

もし、オイルなどで汚れてしまった場合は、オイルが乾燥する前に手早くイソプロパノールとエタノールを浸した、柔らかな布で拭き取るようにしましょう。
その後、薄めた中性洗剤もしくは石鹸水に浸した柔らかな布で洗い、最後は水洗いを行いましょう。
この時、水滴が残ってしまうと、ポリカーボネートに汚れが斑点のように残ってしまうので、水切りはしっかりとしましょう。
汚れを落とす為に、ついシンナー類を使用してしまいがちですが、先に紹介したようにシンナー類はひび割れの原因になりかねません。
その為、絶対にシンナー類を使用する事はやめましょう。"