• 
• 

  ▲ PDFファイルをご用意いたしました。プリントアウトしてお問い合わせにお使いください。

• ▲ アクリル加工、アクリルディスプレイなら株式会社ラントップ



• 



• 



• 



• 

【ポリカーボネートの塗装の注意点】
"ポリカーボネートは透明度が高いことが特徴なのでガラスの代用品として使われることが多いですが、その他の特徴から軽量で強度が必要な場合にも使われます。
場合によっては塗装が必要になることもあります。
ただし、ポリカーボネートは塗装する際に注意が必要な材料です。
ポリカーボネートの特徴であるの耐溶剤性によって、塗料のノリが悪く、インキの密着性が弱いという問題があります。
だから、ポリカーボネートの塗装の方法には注意が必要です。
まずは母材の歪みをなくすために120°Cで 2 時間以上処理をします。
これは成形した時に外的にかかった力によって歪みが生じた部分をリセットする働きがあります。
切断や穴あけをした時には必ず力が加わります。
その力によって切断面や穴の周辺には内部に大きな歪が発生します。
その歪みによって塗装後にヒビなどが生じるため、重要な前処理になります。
次に塗装する面を洗浄する必要があります。
ポリカーボネートは表面に帯電する傾向があるため汚れがつきやすい性質があります。
洗浄はエタノールや 中性洗剤を200 倍程度に希釈して汚れを拭き取ります。
使用できる塗料にも制限があります。
溶剤の種類によって使えない塗料はウレタン系、アクリルウレタン系、 エポキシ系、塩ビ酢ビ共重合系になります。
また、使用不可の塗料として不飽和ポリエステル系があります。
アクリル系、アクリルアルキット系、アミノアルキット系の塗料は使用することができます。
塗料はしっかりと密着させるため一回の塗る量を少なめにしてしっかりと溶剤を揮発させます。
塗り終わったら室温で 10から15 分程度乾燥させます。
この時間を短くすると塗装面にヒビが発生するので、しっかりと時間をとります。
最後に塗料をしっかりと落ち着けるため焼き付けを行います。
焼付け温度は 120°C以下が適切です。"